今までに開催された全国規模のシャンソン・コンクールの全てを制覇!
審査員をしている4つのシャン・コンは、
落ち着いて他の審査員を見ている余裕はありませんが、
主催者の関係者であったり、
単なる観戦者であるシャン・コンは、関係者席や審査員のすぐ後ろの席で、
審査員ウォッチングが楽しめます。
最初から5~6人は点を記入せず、細かいチェック事項のみ記入し、
やたら点を列挙する審査慣れした人もいれば、
(最初の歌唱者が全体の中で極度に上手・下手がある可能性を分かっている)
最初の歌唱者は文句なしに10点満点のうち5点とする信念の人、
絶対に10点をつけず、9点が最高点の人(実は私もその一人)、
出ハケも含め、じっと見つめて最後に点を記入する人もいれば、
細かいことをずっと記入していて目を殆ど上げない人…十人十色。
ちなみに、エンディングを見ていない審査員は結構多く、
①点を記入している
②前につけた人との比較をして、前の人の点を付け直している
③次の人の資料や顔写真を見ている
(写真付のプログラム等採点表以外の資料が机上にある時)
④隣の審査員に話しかける
(昨年、とあるコンクールで「この曲シャンソンなんですか?」と聞いてきた審査員有り)
⑤眼鏡を外して汚れを拭いたり、足下に置いた鞄の位置を直したり…という人も有
従って、曲の最後にクライマックスを持って来て、
ポージングや仕掛けをしても無断になる審査員も有。
逆に、奥田晶子さんがグランプリを受賞した理由が
「彼女一人、ソデにハケるまでずっと主人公の表情のままであった」
というケースもあったりする。
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シャン・コン裏話(その1)
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