ANET(愛知芸術文化協会)季刊誌巻頭「ピアニストの悩み」で、
佐々木伃利子さんが書かれていたことは全く同感で、
タンゴ・デ・ラ・エスペランサのアルゼンチン公演を思い出しました。
TV局のリハーサルで、ピアノの弦が切れている音が3つもあって
「弦が切れている」と言ったら、
著名な楽団のピアニストが
「だから、その3つの音を弾かないようにすればいい」
と平然とコメント。
唖然としましたが、
確かにそのピアニストは展開形コードを駆使して難なく弾いていましたが、
そういう事態に不慣れな私は、途方に暮れつつ…。
ライブではフレキシブルと言うか、
結構いい加減な彼らもレコーディングでは音にうるさい。
日本は、本当に恵まれていると言いたいのですが、
かつて仲代圭吾さん(仲代達矢の弟さんでシャンソン歌手)が
仕事で「グランドピアノがあります」と言われて会場へ行ったら、
お座敷にグランドピアノの足をはずして(当然ペダルも)置いてあり、
その前に座布団が敷いてあった…!という珍事もあったとか。
↧
同感
↧