戸川昌子さんの息子でシャンソン歌手のNEROといえば、
日本シャンソン界の革命児の異名もある若者。
GLAYのステージにインスパイアされたような、不思議空間を現出するのは、
エルムにも度々出演しているピアノの中上香代子さん。
日本シャンソン協会のパリ祭でおなじみAZURさん、そしてベースは小泉元さん。
エルムの客席は、ELLEかTOKUZOかと見間違えるような(少々オーバー)若い世代が大半。
そうした人たちには、浜崎久美子さんが歌った
「愛の響き~人生はアズナヴールの歌と共に~」や
芹沢抄子さんの「デカーレ」といった新しいシャンソンが好評。
エルムの常連の方々にはNEROの歌は異次元の世界に思えた様子だが、
新鮮な驚きを与えられたに違いない。
スタッフ全員に声をかけて、さわやかに立ち去る姿は、
古い世代の人達にも好感を与えました