ジャクリーヌ・ダノ伴奏者のエルベ・セランは、それより前に
レーモン・ルフェーブルのピアニストとして幾度も来日している。
指慣らしでは、ショパンの「英雄ポロネーズ」のサワリを弾く。
本来はフランス屈指のジャズ・ピアニスト。
ジャクリーヌの曲は「その日ごとにジャクリーヌの歌い方は変わるので、彼女と一緒に音を出さなければ意味がない」と言っていた。
ポロネーズがポーランドの民族舞踊を参考にしたもので、ショパンの「英雄ポロネーズ」はそこにインスパイアされたものであると教えてくれた。
YMOの細野晴臣ではないがエルベもまた「教授」と呼ばれている。
余談だが、彼が石田流の生け花展に母と出かけた折、「この花への照明の当たり方はおかしい」と指摘。
単なるピアノ弾きではない、文化人でもある!